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自分でできる?メガネレンズの外し方と注意点を徹底解説
こんにちは。メガネコンパス、運営者の「Syo66」です。
長年愛用してきたメガネ、レンズを外したいと思ったことはありませんか?「フレームの溝に溜まった頑固な汚れを掃除したい」「度が合わなくなったお気に入りのフレームを伊達メガネとして使いたい」、あるいは「捨てるために分別したいけれど、燃えるゴミなのか燃えないゴミなのか分からないから分解したい」など、その動機は人それぞれだと思います。
でも、いざ自分でやろうとドライバーを握ってみると、「あれ、ネジが固くて回らない…」「力を入れたらバキッと折れそうで怖い」と、急に不安になって手が止まってしまうこと、ありますよね。私も昔、知識がないまま力任せに分解しようとして、ネジ山を潰してしまい途方に暮れた経験があります。
実は、メガネのレンズはフレームの構造によって「外し方の正解」が全く異なります。あるタイプは温めなければならず、あるタイプは専用の糸が必要です。構造を無視して自己流で挑むと、大切なフレームを一瞬でゴミにしてしまうリスクもあります。
この記事では、メガネ好きの私が実践している安全なレンズの外し方を、初心者の方にも分かりやすく徹底解説します。プロが使うような専門用語はなるべく噛み砕き、家にあるもので代用できるテクニックも紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください。

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- セル、メタル、ナイロールなど、フレームのタイプ別に特化した正しいレンズの外し方
- 「ネジが固くて回らない」「フレームが白くなった」といったトラブルへの具体的な対処法
- 自分で作業するのが難しい場合に、JINSやZoffなどのプロに依頼した時の費用相場
- 作業が終わった後の、不要になったレンズや壊れたフレームの自治体ごとの捨て方ルール
フレームの種類別に見るメガネレンズの外し方

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メガネのレンズを安全に外すための第一歩は、そのフレームが「どのような仕組みでレンズを固定しているか」を正しく理解することです。ここを間違えると、どんなに頑張ってもレンズは外れませんし、最悪の場合フレームを破損させてしまいます。お手持ちのメガネを手に取って、どのタイプに当てはまるか確認しながら読み進めてください。
また、レンズを外す前に「掛け心地が悪くなったから調整したい」と考えている方は、無理に分解せず、まずは自分でできるメガネ調整のやり方と注意点を確認することをおすすめします。分解せずに解決できる場合もあります。
セルフレームのレンズ交換や外し方のコツ
まずは、最も一般的で、かつ最も「力加減」が難しい「セルフレーム(プラスチックフレーム)」について解説します。アセテートやセルロイド、最近ではTR-90などの樹脂素材で作られたフレームがこれに該当します。
このタイプの最大の特徴は、「ネジを使わずにレンズを固定している」という点です。フレームの内側に掘られた溝に、レンズの山(ヤゲン)をパチンと嵌め込む「嵌合(かんごう)」という仕組みで留まっています。つまり、外すためにはフレーム自体を物理的にたわませて、レンズを溝から外してあげる必要があります。

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セルフレームは常温、特に冬場の冷えた状態では硬化しており、柔軟性が全くありません。この状態で無理に力を加えて変形させようとすると、高い確率で「パキッ」とリム(枠)が割れます。作業前には必ず、40℃〜50℃程度のお湯(お風呂より少し熱いくらい)を入れた洗面器にフレームを1分ほど浸けるか、ドライヤーの温風を遠くから当てて、フレーム全体を芯まで温めてください。触って「少しフニャッとするかな?」と感じるくらい柔らかくするのがコツです。
具体的な外し方の手順
- フレームの保持:
まず、フレームのフロント部分(レンズが入っている枠)をしっかり持ちます。この時、絶対にテンプル(耳に掛けるつるの部分)を持ってはいけません。テンプルを持って力を入れると、テコの原理で蝶番(ヒンジ)に強烈な負荷がかかり、簡単にねじ切れてしまいます。必ずレンズを囲っているリムの上下を指で掴んでください。 - 押し出す方向と力点:
レンズを外す方向は、基本的に「顔側から外側へ」です。メガネをかけた時に顔に触れる裏面を手前に向けます。
両手の親指を、レンズ裏面の「鼻側の上部(ブリッジに近い角)」に当ててください。ここが構造的に一番外れやすいポイントです。 - めくりと押し出しの合わせ技:
親指でレンズを奥(外側)に向かってグッと押し出しながら、同時に人差し指と中指を使って、フレームのリムを「手前(自分の方)」にめくるように引きます。「レンズを押す力」と「枠を広げる力」を同時に加えるイメージです。

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十分に温まっていれば、「パコン」という鈍い音と共にレンズが溝から外れます。
親指が痛くなるほど押しても外れない場合は、まだ温度が足りないか、フレームの素材が経年劣化で縮んでいる(シュリンクしている)可能性があります。一度作業を中断し、もう一度お湯で温め直してください。ドライヤーを使う場合は、一点に熱が集中しないよう、常に動かしながら全体を温めるのがポイントです。それでもダメなら、そのフレームは寿命かもしれません。無理は禁物です。
メタルフレームのネジを緩めるドライバーの選び方
次に、金属製の「メタルフレーム(チタン、合金、ステンレスなど)」の場合です。フルリムと呼ばれる、レンズの周りをぐるっと金属が囲んでいるタイプを見てみましょう。
メタルフレームは、セルフレームのように変形させて外すのではありません。フレームのどこかに必ず切れ目があり、そこをネジで締め付けることでリングを小さくし、レンズを挟み込んでいます。この構造を「リムロック」と呼びます。したがって、外し方はシンプルに「リムロックのネジを緩める」だけです。
しかし、ここで最大の落とし穴があります。それは「ドライバーのサイズ選び」です。
精密ドライバーの重要性
メガネに使われているリムロックのネジは、直径がわずか1.4mm程度と非常に微細です。家庭の工具箱に入っているような一般的なプラスドライバー(No.1やNo.2サイズ)では、先端が大きすぎてネジ穴に入りません。無理に回そうとすれば、一発でネジ頭の十字溝を潰して(ナメて)しまい、二度と回せなくなってしまいます。
必ず「精密ドライバーのプラス(No.00 または No.0)」を用意してください。

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100円ショップの眼鏡用セットでも対応できますが、持ち手が細すぎて力が入らないことが多いので、ホームセンター等で売っている持ち手が太い精密ドライバーがあると安心です。
安全な作業手順とコツ
- ネジの場所を探す:
リムロックのネジは、多くの場合「智(ヨロイ)」と呼ばれる、テンプルとフロントをつなぐ蝶番の下あたりにあります。デザインによっては、鼻パッドの近く(ブリッジの裏)にあることもあります。 - ドライバーを垂直に立てる:
メガネをテーブルの上に置き(下にタオルを敷くと良いです)、ドライバーをネジに対して垂直に立てます。斜めに当てると力が逃げてネジを舐める原因になります。 - 「押し7:回し3」の法則:
ネジを回すときは、回す力よりも「押し付ける力」を強く意識します。上からグッと押さえつけながら、ゆっくりと左(反時計回り)に回します。 - 【重要】ネジは抜ききらない!:

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ここがプロのコツです。レンズを外すだけなら、ネジを完全に抜き取る必要はありません。ネジが半分くらい緩めば、リムが1mm〜2mmほど開き、レンズは自重でポロリと落ちます。
ネジを完全に抜いてしまうと、微細なネジを床に落として紛失したり、再利用したい場合に再び小さな穴に差し込むのが信じられないほど難しかったりします。また、リムロックの隙間には極小のワッシャーが挟まっていることがあり、ネジを抜くとこれも飛んでいってしまいます。「緩めるだけ」で止めるのが賢いやり方です。
ナイロールのレンズを外すためのリボン活用術
レンズの下半分(あるいは上半分)に枠がなく、透明なナイロンの糸(テグス)でレンズを吊っているタイプを「ナイロールフレーム(ハーフリム)」と呼びます。スッキリとした見た目で人気ですが、このタイプにはネジもなければ、押し出しても外れません。ではどうするか?ここで登場するのが意外なアイテム、「リボン」です。
用意するもの
- 荷造り用のビニール紐(PPバンド)、またはプレゼント包装用のリボン、細長く切った硬めのプラスチックシートなど。
※薄くて丈夫で、滑りの良い帯状のものであれば何でもOKです。糸やワイヤーはレンズを傷つけるので避けましょう。
リボンを使った外し方手順

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- 隙間を作る:
まず、レンズの下端(糸がかかっている部分)を確認します。レンズと糸の間に、爪先や薄いカードを差し込んで、わずかな隙間を作ります。 - リボンを通す:
作った隙間に、用意したリボンやビニール紐を差し込みます。糸とレンズの間にリボンを通すイメージです。 - スライドさせて引く:
リボンの両端をしっかりと持ち、レンズの溝に沿って、レンズの「耳側の角」または「鼻側の角」に向かってスライドさせます。
角の部分まで来たら、リボンをグッと外側(フレームの外へ向かう方向)に引っ張ります。すると、テコの原理で糸が「パチン」と溝から外れます。 - レンズを回収:
糸が外れると、レンズを固定する力が完全になくなるため、レンズはすぐに落ちます。もう片方の手で必ずレンズを支えておいてください。
数年使用したナイロールフレームの場合、ナイロン糸が経年劣化で硬くなり、脆くなっていることがあります。外す際の負荷で糸が「プツン」と切れてしまうリスクがあることは覚悟しておきましょう。もし切れてしまった場合は、自分での修理はほぼ不可能です(専用の糸と張り替え技術が必要)。眼鏡店に持ち込んで、数百円〜千円程度で糸の交換(張り替え)を依頼することになります。
100均や伊達メガネのレンズの外し方
最近では、100円ショップや雑貨店、ファストファッションブランドなどで、安価な伊達メガネや老眼鏡(リーディンググラス)が手に入るようになりました。「フレームだけ使いたいからレンズを外したい」という要望もよく耳にしますが、これらのメガネは一般的な眼鏡とは構造が根本的に異なる場合があります。
「レンズ交換不可」の壁
多くの安価なメガネ(特に1,000円以下のもの)は、製造コストを下げるために「レンズ交換を前提としない構造」で作られています。これを業界では「ハメ殺し」と呼んだりします。
- 接着固定:
レンズとフレームが強力な接着剤で固定されているタイプ。これを無理に外そうとすると、フレームがバキバキに割れるか、レンズが割れて破片が飛び散り、怪我をする危険性が非常に高いです。 - ダミーネジ:
一見するとメタルフレームのようにネジがついているように見えても、実はそれはただの飾り(モールド)で、回すことができないタイプがあります。ドライバーで回そうとしても全く動かず、よく見ると金属ですらないことも。 - インジェクション成形:
フレームを成形する段階で、最初からレンズを埋め込んで固めてしまっているタイプ。これは物理的に分離不可能です。
見分け方と対処法

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作業を始める前に、フレームとレンズの隙間をよーく観察してみてください。接着剤がはみ出していたり、温めても全く隙間ができなかったりする場合は、分解できない構造である可能性が高いです。その場合は、残念ですが安全のために作業を諦めるのが賢明です。無理をして指にドライバーを刺したり、割れた破片が目に入ったりしては、数百円のメガネのために払う代償としては大きすぎます。
リムレスなど特殊なフレームのレンズ交換のリスク
最後に、最も難易度が高いのが「ツーポイント(リムレス)」と呼ばれる、縁なしメガネです。レンズに直接ドリルで穴を開け、ボルトとナットでブリッジやテンプルを固定しています。
このタイプのレンズを外すには、以下のような専用の工具と高度な技術が必要です。
- 専用ナット回し: 一般的なペンチやプライヤーではナットを掴めず、レンズ表面を傷だらけにしてしまいます。対辺2.0mm〜2.5mm程度の特殊な六角ナット回しが必要です。
- トルク管理: 組み立てる際、締め付けが弱ければガタつき、強すぎればレンズに「クラック(ひび割れ)」が入ります。この加減はプロでも神経を使う作業です。
はっきり申し上げますと、リムレスフレームの分解・組立は、DIY初心者が手を出してはいけない領域です。特に「外した後にまた組み立てたい」と考えているなら、絶対にやめておきましょう。パッキンやワッシャーなどの微細パーツがポロポロと落ちてきて、元の順番に戻すだけでも一苦労です。
もし、単に廃棄するために分解したいだけであれば、レンズに傷が入っても構わないのでペンチ等で無理やりナットを回すことも可能ですが、レンズが割れて破片が飛ぶリスクがあるため、保護メガネや軍手を着用して厳重に注意して行ってください。
失敗しないための注意点とメガネレンズの外し方
ここまでは順調にレンズが外れる前提でお話ししてきましたが、現実はそう甘くありません。長く使ったメガネほど、汗や汚れ、経年劣化によって「固着」などのトラブルが発生しやすくなっています。ここでは、よくある失敗パターンとその回避術、リカバリー方法について詳しく解説します。
ネジが固くて外れない時の潤滑剤の使い方
メタルフレームのレンズを外そうとして、最初にぶつかる壁が「ネジがビクともしない」問題です。長年の使用でネジの隙間に汗や水分が入り込み、内部で錆びて固着してしまっている状態です。また、製造段階でネジが緩まないように「緩み止め剤(ネジロック)」が塗布されている場合もあります。
この状態で力任せにドライバーを回すと、ネジ頭の溝が削れて丸くなる「ナメる」という現象が起き、完全に詰んでしまいます。そうなる前に、化学の力(ケミカル)を借りましょう。
1. 浸透潤滑剤(KURE 5-56など)の活用
ホームセンターで売っている「KURE 5-56」などの浸透潤滑剤は、錆びたネジの隙間に浸透して動きを良くする魔法の液体です。しかし、メガネに使うには細心の注意が必要です。
一般的な潤滑剤に含まれる溶剤成分は、プラスチックを侵す性質があります。もしレンズ(特にポリカーボネート製)や、プラスチック製のパッド、テンプルカバーにかかると、白く濁ったり割れたりする原因になります。
【正しい使い方】
スプレーを直接吹きかけるのではなく、一度小皿やティッシュに出してから、「爪楊枝の先」に少量の液をつけ、ネジの隙間にチョンチョンと点けましょう。これなら必要な部分にだけピンポイントで浸透させることができます。液をつけたら、すぐに回さず数分〜数十分放置して、浸透するのを待つのがコツです。

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2. 輪ゴムを使った摩擦力アップ術
もし、すでにネジ穴が少し潰れかけていて、ドライバーが空回りしそうな感触がある場合は、「輪ゴム」を使ってみてください。
幅広の輪ゴムを短く切ってネジ頭の上に被せ、その上からドライバーを強く押し当ててゆっくり回します。ゴムが潰れた隙間を埋めてグリップ力を生み出し、回るようになることがあります。これは簡易的ながら非常に効果的な裏技です。
ドライヤーで温める際のレンズの外し方の注意点
セルフレームを温める際、手軽さからヘアドライヤーを使う方が多いですが、ここにも大きなリスクが潜んでいます。それが「熱クラック(コート割れ)」です。
現在のメガネレンズのほとんどはプラスチック基材の上に、何層ものコーティング(反射防止膜や撥水コートなど)が施されています。プラスチック基材とコーティング膜は、熱による膨張率が異なります。
急激に高温(60℃以上)になると、基材が膨らもうとする力にコーティングが追いつけず、表面に無数の細かいひび割れが入ってしまいます。これが熱クラックです。
ドライヤー使用の鉄則

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- 距離をとる: 少なくとも20cm以上離して風を当ててください。
- 一点集中させない: 常にドライヤーを振りながら、フレーム全体をまんべんなく温めます。一点に集中するとすぐに高温になりすぎます。
- 温度確認: こまめに自分の指でフレームに触れて確認してください。「熱っ!」となる温度は高すぎです。「温かいな」程度で十分素材は柔らかくなります。
安全性を最優先するなら、温度管理がしやすい「お湯(40℃〜50℃)」を使う方法を強くおすすめします。お湯なら60℃を超えることはまずありませんし、フレーム全体を均一に温めることができるため、失敗のリスクを大幅に減らせます。
JINSやZoffに持ち込みでレンズ交換する費用
「自分でやってみたけれど、どうしてもネジが回らない」「作業中にフレームを少し曲げてしまった気がする…」そんな時は、無理を続けずにプロの手を借りるのが賢明です。実は、多くのメガネチェーン店では、他店で購入したフレームであっても「レンズ交換のみ」を受け付けてくれます。
ただ、お店によって対応の可否や料金体系が大きく異なります。「安く済ませようと思って持ち込んだのに、新品を買うより高くなった」なんてことにならないよう、主要なショップの料金相場を比較してみましょう。
なお、各社の詳しい料金プランや持ち込みルールについては、JINSとZoffのレンズ交換費用を徹底比較した記事で解説していますので、実際に店舗へ行く前に確認しておくとスムーズです。
| 店名 | 他社枠対応 | 基本料金(税込目安) | 特徴・注意点 |
|---|---|---|---|
| JINS | 可 | ¥7,700〜 (標準クリアレンズ代込) |
以前より価格改定がありましたが、それでもリーズナブル。ただし、フレームの状態(劣化や破損)によっては断られるケースも多いです。 |
| Zoff | 可 | ¥12,100〜 (レンズ¥3,300 + 加工料¥8,800) |
他社フレームの場合、高額な「加工料」が加算されるため割高になりがちです。Zoffで購入したフレームなら安く済みます。 |
| OWNDAYS | 可 | ¥7,700〜 (薄型非球面レンズ代込) |
どんな度数でも薄型レンズの追加料金がかからないのが強み。保証期間も1年と比較的長めです。 |
| 眼鏡市場 | 可 | 要確認 (¥13,200〜が目安) |
技術力が高く、ツーポイントやカーブレンズなど、他店で断られたフレームでも相談に乗ってくれることが多いです。 |
お店に持ち込む前の「トリアージ」基準

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「このメガネ、直す価値あるかな?」と迷ったら、以下の基準で判断してみてください。
- 素材が「べっ甲」「金無垢(18K)」「木製」など特殊なもの:
これらは専門店でないと扱えません。量販店ではほぼ100%断られますし、万が一破損した時の損害が大きいので、絶対に購入店へ持ち込んでください。 - フレームが白く変色している、ヒビがある:
セルフレームの寿命です。レンズ交換の負荷に耐えられないため、プロでも作業を断ることがあります。この場合は修理ではなく、新調を検討したほうが良いですね。 - ガラスレンズが入っている:
ガラスは割れた時に非常に危険なため、一部の量販店では取り扱い自体を行っていないことがあります。
外した後のレンズやフレームの捨て方と分別ルール
無事にレンズが外れた後、あるいは壊れてしまったメガネを処分する際、悩むのが「ゴミの分別」ですよね。「メガネは何ゴミ?」と聞かれて即答できる人は少ないと思います。
メガネは「プラスチックのレンズ」「金属のネジ」「樹脂のフレーム」など、複数の素材が組み合わさってできています。そのため、基本的には「分解して素材ごとに捨てる」のが理想ですが、自治体によってルールは千差万別です。
より詳しい自治体ごとの処分の違いや、エコな捨て方については【完全版】メガネの捨て方とリサイクル方法まとめでも紹介しています。
主な自治体の分別ルール例
例えば、代表的な都市のルールを見てみると、以下のような違いがあります。
| 素材・パーツ | 横浜市の例 | 一般的な傾向 |
|---|---|---|
| プラスチック製レンズ | 燃やすごみ | 可燃ごみ |
| ガラス製レンズ | 燃えないごみ (厚紙等に包んで表記) |
不燃ごみ・陶器ガラス類 |
| 金属フレーム | 小さな金属類 (資源物) |
不燃ごみ・金属資源 |
| セルフレーム(樹脂) | 燃やすごみ | 可燃ごみ ※芯金が入っている場合は不燃の場合も |
※上記は一例です。必ずお住まいの地域の自治体ホームページやゴミ分別アプリで「メガネ」と検索して確認してください。(出典:横浜市『ごみ分別辞典(MIctionary)』)
最もエコで簡単な処分方法:店頭リサイクル

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「分解するのは面倒くさい」「分別に自信がない」という方に一番おすすめなのが、メガネ店のリサイクル回収ボックスを利用することです。
JINSやZoffなどの大手チェーン店では、店内に不要なメガネを回収するボックスを設置しています。素晴らしいのは、以下の点です。
- 他社のメガネでもOK: どこで買ったメガネでも無料で引き取ってくれます。
- 分解不要: レンズが入ったまま、壊れたままでポンと入れるだけでOK。
- 環境に優しい: 回収されたメガネは、サーマルリサイクル(熱エネルギー化)されたり、新しいプラスチック素材に再利用されたりします。
買い物ついでにお店に持っていけば、ゴミ袋のスペースも節約できますし、環境貢献にもなります。私はいつもこの方法で処分していますよ。
安全に行うためのメガネレンズの外し方のまとめ
最後まで読んでいただきありがとうございます。今回は「メガネ レンズ 外し方」をテーマに、プロの視点を交えつつ、ご家庭でも実践できるテクニックと注意点を解説しました。
最後に、重要なポイントをもう一度おさらいしておきましょう。

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- セルフレームは「熱」が命: 40℃〜50℃のお湯でしっかり芯まで温めてから、押し出し&リム引き剥がしで外す。
- メタルフレームは「道具」が命: 精密ドライバー(No.00/No.0)以外は使わない。ネジは完全に抜かず、緩めるだけでOK。
- ナイロールは「リボン」が命: 隙間にリボンを通してスライドさせれば、安全に糸を外せる。
- 無理な時は「プロ」に頼る: リムレスフレームや固着したネジ、高価な素材はDIYせず、お店(JINSなら¥7,700〜)に相談する。
メガネのレンズ脱着は、構造さえ理解してしまえば、掃除やメンテナンスの幅が広がる便利なスキルです。しかし、メガネはあくまで「光学機器」であり、非常に繊細なバランスで作られています。
「たかがメガネ」と思わず、一つ一つの作業を丁寧に行うことが、愛用のフレームを長く使い続ける秘訣です。もし作業中に「あ、これ以上やったらヤバいかも」という直感が働いたら、その感覚はたいてい正しいです。迷わず手を止めて、プロを頼ってくださいね。その判断ができることこそが、本当の意味での「メンテナンス上手」だと私は思います。
この記事が、あなたのメガネライフを少しでも快適にする手助けになれば嬉しいです。それでは、また次の記事でお会いしましょう!


