ヘッドホンとメガネが痛い時の対策!100均や原因も徹底解説

メガネコンパス
こんにちは。メガネコンパス、運営者の「Syo66」です。
ヘッドホンとメガネを同時に使っていると、こめかみや耳の後ろが痛いと感じることはありませんか。長時間ゲームをしたり音楽を聴いたりしていると、ひどい時には頭痛までしてくるので本当に辛いですよね。なんとかして痛くない状態にしたいと思い、100均グッズで対策できないか調べたり、自作で工夫してみたり、あるいはゲーミングヘッドセットなら大丈夫なのかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
- ヘッドホンとメガネの併用で耳が痛くなる本当の原因と仕組み
- 今すぐ実践できる装着位置の調整テクニックや休憩の取り方
- 100均アイテムや家にあるものでコストをかけずに行う自作対策
- 快適さを劇的に変えるおすすめのヘッドホンやメガネの選び方
ヘッドホンとメガネが痛い時の原因と対策
まずは、なぜあんなにも耳が痛くなるのか、その根本的な原因を知ることから始めましょう。原因がわかれば、自分に合った対策も見えてきます。ここでは、痛みのメカニズムから、お金をかけずに今すぐ試せるちょっとした工夫まで、基本的な対策についてお話しします。
頭痛やこめかみが痛む原因
ヘッドホンをしてメガネをかけると痛くなるのは、単に「サイズが合っていないから」や「締め付けが強いから」という単純な理由だけではありません。実は、私たちの耳の周りや側頭部(こめかみ付近)には、非常に繊細な神経や血管が集中しており、そこに対して物理的な構造上の問題が発生しているのです。
1. 神経への直接的な「物理攻撃」

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まず知っておきたいのが、耳の周辺を走る神経の存在です。特に重要なのが「耳介側頭神経(じかいそくとうしんけい)」と「大耳介神経(だいじかいしんけい)」です。
- 耳介側頭神経:こめかみから耳の前を通る神経。メガネのテンプル(つる)がここに食い込むと、鋭い痛みや偏頭痛のようなズキズキ感を引き起こします。
- 大耳介神経:耳の後ろ側を走る神経。ヘッドホンのイヤーパッドが耳を頭蓋骨に押し付けることで圧迫され、耳全体がちぎれるような痛みを感じさせます。
メガネのテンプルという「硬い棒」が、ヘッドホンの側圧という「プレス機」によって、皮膚のすぐ下にあるこれらの神経をグリグリと押し潰している状態。これが痛みの正体です。
2. 「虚血」による酸素不足の痛み
もう一つの大きな要因は「血流障害」です。これを医学的には「虚血(きょけつ)」と呼びます。皮膚が強い圧力で長時間圧迫されると、毛細血管の血流が止まってしまいます。正座を長時間した後に足が痺れて痛くなるのと同じ原理ですね。

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ヘッドホンのパッドとメガネのフレームに挟まれた皮膚組織は、血が通わなくなることで酸素不足に陥り、ブラジキニンなどの「発痛物質」を放出します。これが、「なんとなく重苦しい」「ジンジンと熱を持って痛い」という不快感の原因となります。
「点」で当たるから痛い
物理学的に見ても、ヘッドホンのパッドのような「面」で支える圧力は分散されますが、メガネのテンプルは細い「線」や「点」で接触します。同じ力でも、当たる面積が小さければ小さいほど、そこにかかる圧力(食い込み)は何倍にも跳ね上がるのです。

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痛くない装着位置の調整法
痛みの原因が「圧迫」と「接触点の集中」にあることが分かりました。では、新しい道具を買う前に、まずは今ある環境でできる「位置調整」のテクニックを試してみましょう。これらはコストゼロで今すぐ実践でき、効果も即効性があります。
装着順序逆転法(リバース・ウェアリング)
私が個人的に最も効果を感じたのが、この「装着順序を逆にする」という裏技です。通常、私たちは無意識に「メガネをかける」→「その上からヘッドホンをする」という順番で装着しますよね。これを逆にします。
【手順】
- まず、メガネを外した状態でヘッドホンを装着し、ベストな位置に調整します。
- 次に、メガネのテンプルをイヤーパッドの「上」に乗せるようにしてかけます。あるいは、パッドのクッション部分に斜め上から差し込むようにします。
こうすることで、テンプルが「耳と頭蓋骨の間」に挟み込まれるのを物理的に回避できます。テンプルが少し浮いた状態になりますが、ヘッドホンの側圧で挟み込まれる形になるため、意外と落ちません。

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デメリットと注意点
この方法は、メガネのレンズ角度(前傾角)が変わってしまうため、見え方に違和感が出たり、焦点が合いにくくなったりする可能性があります。FPSなどの激しい動きがあるゲームには不向きですが、映画鑑賞やRPG、デスクワークなど、静的な姿勢の時には最強の対策となります。
ホットスポットずらし(ポジショニング)
もう一つのテクニックは、テンプルが当たる位置(ホットスポット)をこまめに変えることです。通常、メガネは耳の付け根の一番高い部分にかかりますが、あえてテンプルを少し上に持ち上げ、側頭部の皮膚で支えるように角度をつけてみてください。
また、ヘッドホンのヘッドバンドの長さを調整し、イヤーカップの位置を数ミリ下げるだけでも、メガネと干渉する場所が変わり、痛みの蓄積を遅らせることができます。

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100均グッズを活用した防止術
「位置調整だけでは限界がある、でも高いアクセサリーは買いたくない」という方には、ダイソーやセリア、キャンドゥなどの100円ショップで手に入るアイテムを使った対策がおすすめです。本来の用途とは違いますが、アイデア次第で「専用品」に匹敵する快適グッズが作れます。
メイクアップスポンジ(パフ)の埋め込み術
これが最強のコスパ対策です。化粧品コーナーにある、ファンデーション用の「厚手のスポンジ(ハウス型やブロック型)」を探してください。大袋に入って110円で売られています。
【作成手順】
- スポンジの長辺に沿って、カッターナイフで深さ半分くらいの切り込みを入れます。
- その切り込みに、メガネのテンプルを挟み込みます。
- テンプルが耳に当たる部分(一番痛くなる部分)にスポンジが来るように位置を調整します。
こうすると、硬いプラスチックや金属のテンプルが、フワフワのスポンジに包まれます。ヘッドホンに挟まれた時も、スポンジがクッションとなって圧力を吸収してくれるため、耳裏への食い込みが劇的に改善します。見た目は耳の上にマシュマロがついているようで少し目立ちますが、自宅用としては完璧です。

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メガネストッパー・マスクフックの流用
メガネ用品コーナーにある「メガネストッパー(ズレ防止)」や、衛生用品コーナーの「マスク用イヤーフック(シリコン製)」も活用できます。
通常は耳の後ろで固定するために使いますが、これをあえて「耳の上(痛くなる場所)」までスライドさせて装着します。シリコンの弾力が緩衝材となり、フレームの角が皮膚に直接刺さるのを防いでくれます。リング型や棒状のものなど形状は様々ですが、できるだけ薄手で柔らかいシリコン製を選ぶのがポイントです。

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身近な素材でカバーを自作

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100均に行く時間すらない!今この瞬間の痛みをなんとかしたい!という場合は、家にあるものをリメイクして「物理的なスペーサー」を作りましょう。
ティッシュペーパー・包帯巻き
最も原始的ですが、緊急処置としては有効です。ティッシュペーパーを数枚重ねて細長く折り、テンプルの耳にかかる部分にグルグルと巻き付け、端をテープで止めます。これだけでテンプルの厚みが増し、接地面積が広がるため、単位面積あたりの圧力が下がります。
さらに快適性を求めるなら、薬箱にある「ガーゼ」や「包帯」を巻くのがおすすめ。通気性が良く、汗も吸ってくれるため、ティッシュのようにボロボロになりません。
靴下・アームカバーのリメイクカバー
こちらはヘッドホン側に加工をする方法です。使い古した(洗濯済みの)薄手の靴下や、夏用の冷感アームカバーを用意します。
靴下のつま先部分を切り落とし、筒状にします。これをヘッドホンのイヤーパッド全体に被せるように装着します。こうすることで、以下の2つのメリットが生まれます。
- 摩擦の低減:合皮(レザー)パッドのベタつきがなくなり、メガネのテンプルがパッドの上で「滑る」ようになります。これにより、突っ張り感による痛みが軽減します。
- 厚みの調整:布一枚分の厚みが加わることで、パッドのクッション性がわずかに向上します。
特に夏場は、汗による蒸れも防げるので一石二鳥です。見た目を気にする場合は、黒い靴下を使えば意外と馴染みますよ。
耳の痛みを防ぐ休憩ルール
どんなに優れた道具を使っても、人間の体はずっと圧迫され続ければ悲鳴を上げます。最終的に最も重要なのは「運用ルール」を決めることです。
黄金比率「50-10ルール」の導入
プロゲーマーやデスクワーカーの間でも推奨されているのが、「50分使用したら、10分休憩する」というサイクルです。この10分間は、必ずヘッドホンとメガネの両方を外してください。
休憩中には、以下のマッサージを行うと効果的です。
- 耳たぶを掴んで、横・上・下へ軽く引っ張る。
- 耳の付け根を指でくるくると回すように揉みほぐす。
- 首筋から肩にかけてストレッチを行う。

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こうすることで、圧迫によって止まっていた血流が一気に再開し、溜まっていた発痛物質が流されていきます。厚生労働省が定める「情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン」においても、1時間の作業につき10〜15分の休止時間を設けることが推奨されています。これは目の疲れだけでなく、装着具による身体的負担をリセットするためにも非常に有効な指針です。
参照情報
適度な休憩は身体的負担の軽減に不可欠です。(出典:厚生労働省『情報機器作業における労働衛生管理のためのガイドライン』)
痛いヘッドホンとメガネの対策アイテム
ここまでは「今あるものでなんとかする」方法をお伝えしましたが、ここからは「投資して快適さを手に入れる」フェーズです。ヘッドホンやメガネ、あるいは専用アクセサリーを「メガネユーザー目線」で厳選して選ぶことで、痛みは驚くほど解消されます。
痛くないゲーミングヘッドセット
ヘッドセット選びで失敗しないためには、「音質」や「マイク性能」よりも、まずは「装着感(フィッティング)」を最優先にする覚悟が必要です。スペック表を見る際は、以下の3点を必ずチェックしてください。

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| チェック項目 | メガネユーザー向けの推奨基準 |
|---|---|
| 側圧(Clamping Force) | 「弱め」が絶対条件。 特に「開放型(オープンエアー)」は構造上、密閉する必要がないため側圧が緩く設定されていることが多いです。逆に、遮音性を重視する密閉型は側圧が強い傾向にあります。 |
| 本体重量 | 300g以下、できれば250g前後。 重いヘッドホンは、ズレ落ちないように強い側圧で頭を挟む必要があります。軽量モデルであれば、弱い力でも支えられるため、結果的に耳への負担が減ります。 |
| イヤーパッド素材 | 「ベロア」または「低反発メモリーフォーム」。 標準的な合皮パッドは硬いものが多く、反発力でメガネを押し返してきます。ベロア(起毛)素材や、指で押すとゆっくり戻る低反発素材は、テンプルの形に合わせて沈み込んでくれるため、隙間なく優しくフィットします。 |
具体的なおすすめモデル
- Sennheiser HD 599 SE:通称「プリン」。開放型ならではの圧倒的な軽さと、ベロアパッドの柔らかさで、メガネユーザーの終着点とも呼ばれます。側圧が非常に弱く、何時間着けていても痛みが出にくい設計です。
- HyperX Cloud Alpha:ゲーミングヘッドセットの中ではクッション性が群を抜いています。「HyperX特製メモリフォーム」は非常に柔らかく、メガネのテンプルを包み込むようにフィットします。

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専用カバーやパッドで保護
「今のヘッドホンの音質が気に入っているから買い替えたくない」という方は、イヤーパッド部分だけをカスタムしましょう。
mimimamo(ミミマモ)の導入
この界隈では神器として扱われているのが「mimimamo スーパーストレッチ・ヘッドホンカバー」です。ただの布カバーではありません。0.5mmという極薄のテンセル素材を使用しており、音質への影響を最小限に抑えつつ、吸湿・速乾性に優れています。
最大の特徴は、装着した時の「テンション(張力)」です。カバーがパッドを優しく丸め込むような形になるため、テンプルが当たった時にパッドが変形しやすくなり、圧力をスムーズに逃がしてくれます。公式サイトでも「メガネユーザーへの効果」が謳われているほど、信頼性の高いアイテムです。
サードパーティ製パッドへの換装
Amazonなどで「Geekria」や「YAXI」といったメーカーの交換用パッドを探してみてください。純正よりも分厚いものや、冷却ジェルが入っていてひんやりするもの、肌触りの良いメッシュ素材のものなどが見つかります。特に「厚みのあるパッド」に交換すると、ドライバーユニット(スピーカー部分)が耳に当たるのを防げるため、耳介全体の痛みを緩和する効果も期待できます。
痛みの原因を解消するメガネ
発想を転換して、ヘッドホン側ではなく「メガネ側」をアップデートするというアプローチも極めて有効です。普段使いのメガネとは別に、デスクワークやゲーム専用の「サブメガネ」を作ってみてはいかがでしょうか。
フレーム素材:弾力性が命
絶対に選ぶべきは、「高弾性素材」を使用したフレームです。
- TR-90 / ウルテム(軽量樹脂):医療用カテーテルなどにも使われる素材。非常に軽く、グニャグニャと曲げても折れません。「Zoff SMART」や「JINS Airframe」がこれに該当します。ヘッドホンで押されてもフレーム自体が薄く変形し、力を逃がしてくれます。
- βチタン / ゴムメタル(金属):バネのような弾力を持つ金属素材。高級感がありつつ、側圧を柔らかく受け流してくれます。
テンプル形状:薄さと形にこだわる
テンプルの形状は、「薄型(フラット)」で、耳にかかる部分(モダン)があまり曲がっていない「ストレート」なタイプが理想です。オークリーなどのスポーツサングラスのような形状ですね。これだと、ヘッドホンを上から被せても、耳の裏に引っかかる部分が少ないため、押し付けられた時の痛みが最小限に抑えられます。

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ゲーミングメガネという選択肢
最近では「Bauhutte」や「GodEye」などから、ヘッドセット着用を前提としたゲーミングメガネも販売されています。ボタン一つでテンプルが変形してヘッドセットを避けるギミックを持つものもあり、予算が許せば最高の解決策になります。
骨伝導で圧迫を回避する
もし、あなたの使用目的が「FPSでの厳密な足音の聞き分け」や「ハイレゾ音源の鑑賞」ではなく、Web会議、YouTube視聴、ラジオ、BGMとしての音楽鑑賞なら、「骨伝導ヘッドホン」への移行を強くおすすめします。
Shokz(旧AfterShokz)に代表される骨伝導デバイスは、こめかみ付近の骨を振動させて音を伝えます。つまり、耳を塞ぎません。
耳全体を覆うイヤーカップが存在しないため、メガネのテンプルと物理的に「挟み合い」が発生する箇所がなくなります(テンプルと重なる部分はありますが、強い圧力がかからないため痛くありません)。
「ヘッドホンとメガネは干渉するものである」という前提そのものを覆すソリューションであり、私も仕事中の通話はすべて骨伝導に切り替えましたが、頭痛や耳の痛みから完全に解放されました。

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ヘッドホンとメガネが痛い対策の総括
ヘッドホンとメガネの併用による痛みは、我慢して慣れるものではありませんし、放置すれば慢性的な頭痛やストレスの原因となります。しかし、原因が「物理的な圧迫」である以上、物理的なアプローチで必ず軽減・解消することができます。
まずは今日からできる「装着順序の逆転」や「50-10ルールの休憩」を試してみてください。それでも改善しない場合は、100均アイテムでのDIY、そして最終的には「mimimamo」の導入や、開放型ヘッドホン・軽量メガネへの機材投資を検討してみましょう。
痛みがなくなれば、没入感は何倍にも増します。あなたのオーディオライフが、痛みというノイズから解放され、より快適で楽しいものになることを心から願っています。

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※免責事項
本記事で紹介した対策は一般的な情報に基づくものです。痛みが激しい場合や、皮膚に異常を感じた場合は直ちに使用を中止し、医師や専門家にご相談ください。また、製品の加工や分解は自己責任で行ってください。


